『ジョン・ウィック』でキアヌが演じた新たなダークヒーロー

「孤独がお友達」な雰囲気がたまりません

私は主人公が仲間たちと助け合いながら、時には裏切られつつも困難を乗り越えて世界を救うヒーロー映画が好きです。

でも実はヒーローよりも「ダークヒーロー」に魅力を感じちゃうんです。

ダークヒーローは過去にひどい扱いを受けたり、大事なものを失ったりして心に傷や闇を抱えてることが多く、ほとんどがスーパーパワーを持っていません。

でもめっちゃ強い! ヒーローよりも辛い目にあっていたり、弱点も容赦なく狙われちゃったりするけど闘い抜くんです。

その様は心の傷を隠すようにも見える……。「孤独とお友達」という感じがあるから親近感が湧いて余計に応援したくなるのが私の中のダークヒーローです。

キアヌ演じる伝説の殺し屋はどんな"復讐"を…?

今回おすすめしたいダークヒーロー映画は、『ジョン・ウィック』。本作では、主演のキアヌ・リーブスが新たな像のダークヒーローを演じています。

『ジョン・ウィック』

4KUHD・ブルーレイ・DVD/デジタル配信中

4KUHD:¥7,480(本体¥6,800) ブルーレイ:¥2,750(本体¥2,500) DVD:¥1,980(本体¥1,800) 発売元・販売元:ポニーキャニオン Motion Picture Artwork ©2015 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. © David Lee

キアヌ・リーブスといえば、1999年に上映された映画『マトリックス』を思い浮かべる方が多いかもしれません。あの強烈な役で『マトリックス』 ブームを巻き起こし、不動の人気をものにしました。

そんな彼が、伝説の殺し屋ジョン・ウィックを演じたのは2014年。その後、シリーズ化されるほどファンの多い作品です。

私がこの映画を観たきっかけは、「愛犬を殺されたキアヌ・リーブスが復讐する映画」って聞いたからなんですが、そう説明されると、どんな映画か気になりませんか?(笑)。

観終わると、「なるほど。これは確かに復讐するな」と納得できて、いろんな意味でスッキリしました!

自己中すぎる! 敵役の理不尽な仕打ち

主人公のジョン・ウィックは、裏社会で「伝説の殺し屋」として有名でした。

その後、愛する女性と出会ったことをきっかけに殺し屋を引退します。しかし、妻となったその女性は病気で他界し、残されたジョンは悲しみのどん底に。死期を悟っていた妻は、ジョンがひとりで寂しがらないようにめちゃくちゃ可愛い子犬を贈り、ジョンは困惑しつつも世話を始めます。

そんな矢先、とあるガソリンスタンドでロシアンマフィアの若者ヨセフに絡まれます。ジョンの愛車を見て「俺に譲ってくれよ!」と声をかける彼をジョンは相手にしません。

それに腹を立てたヨセフは、夜中にジョンの家を襲撃します。理不尽すぎる! ひどい! 自己中すぎる!!

因縁の相手 ヨセフ

『ジョン・ウィック』Motion Picture Artwork ©︎2015 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. ©︎David Lee

ジョンはボコボコにされ、挙げ句の果てには、奥さんの形見ともいえる子犬を目の前で殺されてしまいます……。

家はめちゃくちゃに荒らされ、もちろん愛車も盗まれることに。こんな仕打ち受けるなんて可哀想すぎる!!

そしてジョンは地下に封印していた武器を再び手に取り、静かに復讐を始めます。そりゃあこんなことやられたら普通怒るよ。

ジョン・ウィックの怒りに戦慄するロシアンマフィアたち

一方何も知らないやんちゃなヨセフは欲しい車が手に入って超ご機嫌です。しかし、車を持ち込んだ修理工場の店主は、ヨセフから「盗んだ」と聞いて驚愕。「お前は盗んじゃいけない奴から盗んだ。ここから出ていってくれ!」とヨセフを追い出しちゃいます。

ここから、ヨセフが起こした事件のことが裏社会にどんどん広まっていきます。

実は、ヨセフの父親ヴィゴはロシアンマフィアのボス。ジョンのことをよく知る彼はこの話を耳にして真っ青になります。

何も理解していない息子を呼び出して殴るだけ殴った後、ヴィゴは「お前が車を盗んで、おまけに子犬まで殺した男は伝説の殺し屋だ!」と話し始めます(先に言ってあげてほしかった)。

ロシアンマフィアのボス ヴィゴ

『ジョン・ウィック』Motion Picture Artwork ©︎2015 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. ©︎David Lee

ジョンには「絶対に不可能と言われていたミッションをたったひとりで行った」、「一本の鉛筆で3人の相手を殺した」など数々の伝説がありました。

「お前はもう終わりだ」と口にするヴィゴですが、愛する息子のために動き始めます。息子に非があると分かっていても親ですからね。このまま黙ってやられる訳にはいきません。あらゆる手を使って、ジョンを始末しようとします。

200万ドル(いまの日本円で3億円くらい)という大金を賞金に賭けられ、命を狙われるジョン。果たしてその行方は……?

ストーリーだけじゃない! 『ジョン・ウィック』のここに注目

『ジョン・ウィック』の魅力のひとつは数々のアクションシーン。特にガンアクションは見応えがあります。ジョンの銃さばきは見事で、何をやっているかちょっと分からないくらい速い(笑)。

戦闘シーンがすごい映画は沢山あるけれど、この映画のアクションはちょっと泥臭さもあるというか。リアルでとてもいいです。

『ジョン・ウィック』Motion Picture Artwork ©︎2015 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. ©︎David Lee

もうひとつ素敵なのが、殺し屋さんたち御用達のホテル、その名も『ホテル・コンチネンタル』。

このホテルがねー、また粋ですねん!

ホテル・コンチネンタルのルールはただひとつ、「このホテル内で人を殺さないこと」。

殺し屋だろうがなんだろうが、これを守らないとこの世から消されてしまいます(震)。

そしてここのオーナーや、少し不気味なホテルマンがまた良いキャラなんですよ! ジョンには協力できないとか言いつつも、ちゃんと助けてあげるんです。かっこいい。

作中、いろんな人たちが登場しますが、ジョンの味方が多いのもポイント。きっと彼が誠実で良い奴だからでしょうね。日頃の行動は大事だなって、ここでも感じました(人殺しは本当にダメですけど)。

「どういうこと!」と思わず叫んだ"推し"の行動

そんなたくさんの登場人物の中で、私の推しはジョンの親友で同じく殺し屋のマーカス!

作品冒頭、ジョンの奥さんのお葬式に現れ、傷心したジョンを気にかけてくれる存在です。

親友マーカスは、ジョンの良き理解者だったが……

『ジョン・ウィック』Motion Picture Artwork ©︎2015 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. ©︎David Lee

そんなマーカスに、ヴィゴはジョン暗殺を依頼します。そしてマーカスは依頼を受けるんです。

どういうこと! 一体なぜ!!! 親友なのに!!!

果たしてふたりの友情はどうなるのか……。結果は作品を観て確認してくださいね。

『ジョン・ウィック』Motion Picture Artwork ©︎2015 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. ©︎David Lee

『ジョン・ウィック』シリーズは現在、3作がリリースされ、4作品目の公開も予定されています。この子犬騒動からどんどん広がる騒動に目が離せません。

ちなみに全シリーズ共通して、ジョンはかなり酷い目に遭いまくります(詳しくは作品を!)。様々な困難に立ち向かうジョンを応援してあげてください!

まずは一作目をご覧いただいて、気に入った方は続編もぜひ観てくださいね。