彼氏にしたい!「プレデター」シリーズ最高峰の個体は……

いつかの日か、彼と共存できますように

プレデターが好きだ。

ぶっちゃけ性的な目で見ている。

元々、人間以外のもの=人外(ジンガイ)、クリーチャーが好きなのだが、彼らのカッコよさは群を抜いている。

なんといってもビジュアルが最高だ。

ヒト型で爬虫類を思わせる皮膚をまとったマッチョ体型。

そのブ厚そうな肌に、目の粗い網状のシャツを着ている(何あれ、セクシーすぎ)。

『プレデター』ディズニープラスの「スター」で配信中 © 2022 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved

大きなフェイスマスクの下はつぶらな瞳と、四本の牙を蟹の足のように開く口がチャームポイント。

防具は軽装で、大腿部を守る垂れと、ファールカップみたいなパンツ、すね当て程度。

まるでスパルタの戦士だ。

それなのにゴリゴリのハイテク武器を使用するという、ワイルドとインテリのギャップがイイ!!

姿の見えないジャングルの暗殺者『プレデター』 全てはここから始まった

プレデターは、宇宙を渡り歩いて強い獲物を狩ることを文化とする地球外生命体。

1987年の映画『プレデター』に登場し、ジャングルで特殊部隊のエリート軍人、アラン・"ダッチ"・シェイファー少佐(アーノルド・シュワルツェネッガー)と死闘を繰り広げた。

『プレデター』ディズニープラスの「スター」で配信中 © 2022 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved

このプレデター・ウォーリアー、通称ジャングル・ハンターとも呼ばれる戦士は、なかなか姿を現さないシャイな性格だが、一人ずつ確実に仕留める丁寧な仕事ぶりを見せた。

『プレデター』ディズニープラスの「スター」で配信中 © 2022 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved

続く『プレデター2』(1990年)は1997年、麻薬組織の抗争で荒れるロサンゼルスが舞台。通称シティーハンターと呼ばれるプレデターが刑事のハリガン(ダニー・グローヴァー)と闘った。

『プレデター2』ディズニープラスの「スター」で配信中 ©2022 20th Century Studios

シティーくんはジャングル先輩に比べるとかなりヤンチャ。

街の無法者たちの生皮を剥いでは次々と吊るし上げ、頭蓋骨をコレクションの一つにするが、妊婦や子どもは見逃すという理性的な一面も見せた。

シリーズ最新作のプレデターは"最も残酷"?

このように、個体ごとに個性豊かであるのもプレデターたちの大きな魅力の一つだ。

「プレデター」シリーズはこれまでに上記含め4作、エイリアンと対決する「AVP」シリーズ2作が作られているが、1作目から35年経った今年、最新作『プレデター:ザ・プレイ』(2022)がディズニープラスで配信されている。

『プレデター:ザ・プレイ』ディズニープラスの「スター」で配信中 ©2022 20th Century Studios

1719年の北アメリカで、先住民のコマンチ族やフランス人入植者を血祭りに上げるのはフィアラル・プレデター。

シリーズおなじみのプラズマキャノンを持たず、基本的には手持ちの武器を駆使して獲物を仕留めにいく。

ビジュアルもクラシックなプレデターに比べ、フィアラル(野性的な)の名前に相応しい狂暴な面構えで、人間のみならず、強そうな野生動物を手あたり次第に殺していく様は、シリーズで最も残虐な性格と言えるかもしれない。

すべてにおいてナンバー1のプレデターは彼しかいない!

こうしてたくさんの個性的なプレデターが次々と誕生しているが、私は決して「プレデターなら誰でもいい」わけではない。

最終的に私はプレデターとの共存を望んでいる。

だからそのポテンシャルを秘めているプレデターが好きだ。

そんなわけで私が最も好きなプレデターはズバリ、『エイリアンVS.プレデター(AVP)』(2004年)スカー・プレデターだ。

『エイリアンVS.プレデター』ディズニープラスの「スター」で配信中 ©2022 20th Century Studios

南極に隠されていた地下遺跡。

プレデターがエイリアンと闘う儀式のために造られたこの場所で、プレデターの生き残りとなるスカー様は、やがて遺跡調査隊の人間、レックス(サナ・レイサン)と共闘し、エイリアンに立ち向かうこととなる。

このスカー様の何が素敵かって、とにかく紳士なところだ。

『エイリアンVS.プレデター』ディズニープラスの「スター」で配信中 ©2022 20th Century Studios

別に放っておいたって、無視したっていいのに、丸腰のレックスのために手製の武器を作ってくれたり、「これは爆弾だよ」っていうのを、わざわざジェスチャーで教えてくれたりもする。

手先が器用だけど、左利きだから、左腕のガントレットのコンピュータ操作を右手でするたどたどしさもかわいい。

走る速度だって合わせてくれる(何なら人間より遅い)。

エイリアンに寄生された仲間を殺さないで、と懇願するレックスのお願いを聞き入れ、最終的に自ら手を下すことになる彼女をただ後ろから見守るスカー様。

このあと本人の見ていないところで、仕留め損なったチェストバスター(エイリアンの幼体)をバッチリ殺してくれるという、さり気ないフォローもポイントが高い。

こんなにかっこいい後方彼氏、見たことないよ……。

『エイリアンVS.プレデター』ディズニープラスの「スター」で配信中©2022 20th Century Studios

さらに、レックスを自分と同じ戦士と認め(そして他のプレデターにも認めさせるため)、自分に付けた傷とおそろいの印を彼女の頬に刻むスカー様。

おそろいのタトゥーを彫るみたいな趣味は私にはないが、それがスカー様に認められた証なら辞さない。

そして極め付けはクライマックス、エイリアンクイーンの背後から高いジャンプで、頭部目がけて槍を突き刺す! キマッタ!!

戦闘スタイルも性格も生き様も、すべてにおいて間違いなく、好きなプレデターBEST1である。

『エイリアンVS.プレデター』ディズニープラスの「スター」で配信中 ©2022 20th Century Studios

その後、スカー様ロスに陥った私は、この続編『エイリアンズVSプレデター(AVP2)』(2007)はしばらく観られなかった。

スカー様の腹を食い破ったプレデリアンの活躍を見るなんて、辛すぎるから……。

顔面偏差値高めでストイックな第2位

最後に、スカー様に続く好きなプレデターBEST2&3を紹介して終わりたい。

第2位!

『ザ・プレデター』(2018)フジティブ・プレデター!

『AVP』を含めたシリーズ6作目ともなると、「マスクを外すと顔が凶悪」というサプライズはもう使われないが、1作目でシュワルツェネッガーに「なんて醜い顔なんだ」と言われた未知のクリーチャーが、本作ではオリヴィア・マン演じる学者に「なんて美しい顔」と言われるのが感慨深い。

地球の顔面偏差値がプレデターに追いついた記念すべき瞬間である。

『ザ・プレデター 』ディズニープラスの「スター」で配信中 ©2022 20th Century Studios

フジティブさんのビジュアルはジャングル先輩やスカー様と同じクラシックな見た目をしているが、人間のDNAが組み込まれているというハイブリッド。

彼は初めてハンティング以外の目的で地球にやってきたのだが、かといって人間に微塵も優しくないところがストイックで素敵!

『ザ・プレデター 』ディズニープラスの「スター」で配信中 ©2022 20th Century Studios

ただでさえ露出の多いプレデターなのに、さらに貴重な半裸を披露するのも堪らないし、捕らわれた研究施設から逃げる際に、あの蟹の口で“かじる”、全力疾走するといった、これまでにない新鮮な行動をいろいろ見せてくれる。

斬り殺した人間の腕を使って“サムズアップ”するなど、コメディとの相性も抜群だ。

しかし本作で中心となるのはフジティブさんではなく、彼を「裏切り者」として追ってきた、進化した新種のアサシン・プレデターのほう。

『ザ・プレデター 』ディズニープラスの「スター」で配信中 ©2022 20th Century Studios

高い身長、圧倒的パワーと身体能力、知性を兼ね備える彼もめちゃくちゃかっこいいのだが、地球の植民地化を目的としている種族なので、共存するにはちょっとネ……ということで、登場時間こそ短いものの、個人的にはやはりフジティブさんに軍配が上がるのでした。

『ザ・プレデター 』ディズニープラスの「スター」で配信中 ©2022 20th Century Studios

母性本能くすぐる弱々しい姿もまた良し

第3位!

『プレデターズ』(2010)クラシック・プレデター!

地球に似た惑星に放たれた、選りすぐりの地球人がプレデターから逃げ惑う本作。

4体のプレデターが登場するが、みんなちがってみんないい。

だけど私はクラシック・プレデターを選びたい。

『プレデターズ』ディズニープラスの「スター」で配信中 ©2022 20th Century Studios

つくづくこのクラシック・タイプのフォルムが好きなんだなと思う。

しかもクラシックさんは歯並びがよく、とてもハンサムだ。

彼は仲間であるはずの他のプレデターたちから虐げられていて、獲物をおびき寄せるために仕掛けたキラー・キャンプで、柱に縛り付けられておとりにされている。

こんなふうに弱々しい姿を晒しているのもレアで、非常に母性をくすぐられるのだが、クラシックさんはきっと他のプレデターたちとの生活には疲れているはず。

声をかけるなら彼しかいない。

地球においで、一緒に暮らそう。

しかし本作ではひとつ問題がある。

私は人間側のエイドリアン・ブロディもかなり好きなのだ。

どうしよう、三角関係になったら……。

私にはどちらかなんて選べない。

三人仲良く暮らしたい……。

『プレデターズ』ディズニープラスの「スター」で配信中 ©2022 20th Century Studios

愛しのプレデターたちへの想いよ、永遠に

好きなプレデターに共通しているのは、意思の疎通ができることと、共存できる可能性を秘めていること。

やっぱりプレデターには恐怖心より、一緒に暮らしたい願望を夢見てしまうのだ。

えっ、全員もう死んでるって?

そんなことであきらめていては、プレデター夢女は務まらない。

私の心の中では永遠に生きている。