薬学で事件解決! 理系に憧れる超ド文系な私がハマった漫画『薬屋のひとりごと』

中毒性高し。用法容量をお守りください

こんにちは!マンガ好き女優の渋谷飛鳥です。

最近は異世界転生マンガを読みすぎていて、いつ異世界に飛ばされても大丈夫なレベルです。でも新刊発売日には一時帰宅をしたいです。(転生とは…?)

今回紹介するマンガは『薬屋のひとりごと』

「小説家になろう」という小説投稿サイトで連載されている小説が原作のマンガです。

マンガ版は2種類あり、私は一目惚れでジャケ買いした、ねこクラゲさん作画版(スクウェア・エニックス刊)を読んでいます。倉田三ノ路さん作画版(小学館刊)の方も読みたい...。34歳だけどお年玉が欲しい…。

『薬屋のひとりごと』(1)

©2023 Natsu Hyuuga/Shufunotomo Infos Co.,Ltd. ©Nekokurage/SQUARE ENIX ©Itsuki Nanao/SQUARE ENIX

皇帝がいて、妃が何人もいて、後宮(妃とその使用人達が住む男子禁制の生活空間)があって…という中国に似た架空の国が舞台です。

原作者の日向夏さんによるとモデルは唐代、楊貴妃の時代だそう。

主人公の猫猫(マオマオ)は花街(遊郭)で育った薬師の娘で、ある日薬草採取に出かけた森で人さらいに誘拐され、下女として後宮に売られてしまいます。

2年の年季が明けるまで目立たないように過ごそうとする猫猫でしたが、「抑えられない好奇心と知識欲、そしてほんの少しの正義感」によって、後宮で次々と起こる難事件に立ち向かっていくことになります。

みんなが嫌がる毒味役も、知識に貪欲な猫猫ならこの表情

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理系に憧れる超ド文系の私は『Dr.STONE』や『JIN-仁-』など、現代の化学や医学知識が時空を超えて役立つ話が大好物。もはや主食と言っていい。こういう作品からしか摂取できない栄養ってありますよね。

この作品は転生・転移ものではありませんが、薬学が謎解きのカギになる、私が大好きなジャンルの物語です。

お世継ぎ連続死の“呪い”を薬学の知識でぶった切る!

第一話で猫猫は同僚の小蘭からとある“呪い”のウワサ話を聞きます。

皇帝の子供である「宮(みや)」が幼くして次々と亡くなる呪いです。これまで3人が亡くなり、どうやら今は2人の宮とその母である妃たちの体調も悪くなっているらしい。

「呪いなんてくっだらない」と思いつつも様子を見に行った猫猫は、すぐに原因を突き止めます。

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匿名の文を使って事件の真相を伝えたことで、妃のひとりである玉葉妃の娘は回復!すごいぞ猫猫!

薬学知識と花街育ちの経験を持つ主人公ならではの、見事な謎解きにワクワクします。すっきり爽やかな読後感で今日もよく眠れそうな気がする。

「媚薬を作ってくれないか?」 材料はまさかの…

"呪い"の事件解決後、様々な相談や依頼が舞い込むことに。

普段はクールで達観している猫猫ですが、薬や毒のことになると目を輝かせます。

ある日、絶世のイケメン宦官の壬氏(ジンシ)から調薬の依頼がきました。

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後宮に来て初めての調薬作業が嬉しくて、小躍りしながら薬剤室で材料調達する猫猫ですが、媚薬なんて本当に作れるのでしょうか?

どうやって作るの? もしも本当に作れるなら私も作りた(ゲフンゲフン)

彼女が指定した材料はなんと…

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ええっ!あのカカオ!?

この時代にカカオっていくらするんだろう。冷蔵庫も無いのにチョコを固められる?

様々な疑問が浮かぶ中、天才猫猫は意外な方法で媚薬を完成させます。

その後、おやつと間違えてうっかりつまみ食いした侍女たちが大変なことになりました。

こうかはばつぐんだ!

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ちなみに猫猫曰く「酒や刺激物に慣れているとそれほど効きません」。

…ちぇっ。 残っていたチョコを食べ切って、空箱をそっとゴミ箱に捨てた私でした。

ギャップ全開!かっこよさ爆発のイチ推しシーンは

幽霊騒ぎの謎、心中未遂の秘密、宮中のいじめに不審死…医学や科学に基づいた猫猫の推理で、次々と謎が解かれていきます。

私たちが普段何気なく使っているものが毒や薬になる場合があるといった身近な雑学がたくさん出てくるのも、この作品の魅力です。

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さらにそこに、猫猫出生の秘密や、跡継ぎ問題、壬氏との関係などが複雑に絡み合ってきます。

思わず笑ってしまうコミカルなやり取りもあれば、胸が苦しくなるような切ないシーン、胸のすく痛快な展開もあります。

私が大好きなのは、第五話で治療に協力しない無能で意地悪な侍女に猫猫がブチギレするシーンです。

花街の女っぷりがにじみ出てます

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いつもは自身の立場をわきまえ、他者とは一定の距離を保っている彼女の熱い部分が出てしまう場面です。ギャップのなかに垣間見える、実は思いやりが深く優しい性格の猫猫に好感度が爆発。かっこいい。好き。

パワーのある描写でぐんぐんとその世界に引きこまれ、何度も読み返したくなる『薬屋のひとりごと』。一度読み始めるとすいすい読めてしまうので、続きが気になって仕方がありません。

原作の小説版もかなり面白く、うっかり手を出したら寝不足間違いなしなので、くれぐれも用法容量を守って正しくお使いくださいね。