今回、紹介するのは、ティム・バートン監督の『ビッグ・フィッシュ』。私の好きな映画のひとつです。 出会いは20代前半でした。 『ビッグ・フィッシュ』 デジタル配信中 Blu-ray 2,619円(税込)/DVD 1,551円(税込) 発売・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント 自分自身の人生を面白おかしく、おとぎ話のように語るエドワードと、そんな父親に「ホラ話ばかりで現実を見ていない!」と嫌気が差している息子ウィルの物語です。 映画はエドワードが病に侵され先が長くないことが分かるところから始まります。 おとぎ話の場面はティム・バートン監督の独特な色彩美の世界で描かれ、現実の弱っていく父親と息子のシーンはリアリティーのある映像で描かれています。 ©2003 COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES, INC. ALL RIGHTS RESERVED. エドワードの話にはユーモアと知恵がたくさん詰まっていて、彼はまさに夢の世界の主人公。 魔女から知った自分自身の死に方、謎の病気で3年間寝ていたという過去、巨人との出会いや嘘みたいな美しい町に迷い込んだこと、体がひとつにつながった双子、一目惚れした女性のためにサーカスで3年間タダ働きした話など……、どんなおとぎ話でも、聞いている人を楽しくさせ、幸せにしてくれます。 映画を観ている私自身も一緒におとぎ話を聞いている気持ちになり、どんどん話にのめり込んでいきます。 ©2003 COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES, INC. ALL RIGHTS RESERVED. ホラ話でもいいじゃない。川村家の父は物静かなんです… 私の父親は寡黙な人で、小学4年ごろに「両親の仕事」がテーマの授業で父親に仕事の話を聞くまで何をしている人なのか全く分からず、「もし悪いことをしていたらどうしよう」
私が『天使なんかじゃない』に出会ったのは、まさに漫画の登場人物たちと同じ高校生の時でした。 元気で明るくてクラスの皆に生徒会の推薦を受けちゃう人気者の主人公・冴島翠(さえじま みどり)に一瞬で心奪われました。 今日はそんな『天使なんかじゃない』の大好きポイントを勝手にご紹介しようかと思っています。 『天使なんかじゃない』 ©矢沢あい/集英社 私も男子に助けられたい…! まずは生徒会選挙のシーン。全校生徒の前でエンジェル冴島(主人公の通称です)のパンツがペロリンとなった時、リーゼントの男子・須藤晃(すどう あきら)は、みんなの注意を逸らすために大きな声で自身に注目を集めます。 胸が締め付けられて、私も翠と一緒に晃にキュン!と恋しました。正確にはすでに翠は晃が好きなので、恋心が増したのですが。 そのシュチュエーションに憧れMAXで、 男子に助けられたい!という願望がカピカピになった私の心の裂け目からドバドバと溢れ出しました。 助けてくれた晃にキュン! ©矢沢あい/集英社 パンツがペロリンなシチュエーションはそもそもそんなあるもんじゃありませんが、 私は中学のマラソン大会で、ブルマ(体育の時に履く紺色のパンツ)から白いパンツがはみ出ている状態で、3キロのマラソンから校内に戻って来たことがあります。 生粋の運動音痴ですが女子の中でなぜか7位くらいの順位で、 「わぁー!」と違う学年の生徒が応援してくれました。少し経つと「わぁー」の中にうっすらと「ざわざわ」が混じりました。特に気にすることもなくゴールした後、お友達のJちゃんから「えみちゃん!ハミパンしてるよ!」と、「情けないねぇ、全く」という気持ち混じりの台詞で教えてもらいました。 真っ白パンツがけっこうガ
今日は、私がランニングする時に聴く曲をご紹介したいと思います。 そもそもランニングを始めたのは、2020年の名古屋ウィメンズマラソンに参加するためでした。 40歳になる節目の年に、番組の企画で、フルマラソンに挑戦することになりました。ネガティブっぽく見られがちな私ですが、何かに挑戦したり、新しいことに接したりする時はワクワクするタイプでして、「大丈夫かなぁ、不安だなぁ」という気持ちと同時に「どうなるんだろう!やってみたい!!」という気持ちも強く、割と前向きにそれは始まりました。 9月1日から始まった練習は、皇居一周約5キロを、最初は1キロ走って500メートル歩くところからスタート! 次の週は1.5キロ走って500メートル歩く、その次の週は2キロ……と毎週500メートルずつ走る距離を伸ばしていき、11月にやっとこさ皇居一周約5キロ走れるようになりました。 そんなこんなで始まったフルマラソンへの道。 2020年の名古屋ウィメンズマラソンは、コロナという魔物によって中止になり、「名古屋ウィメンズオンラインマラソン」に挑戦したところ、11時間36分15秒で完走しました。 みんな、このタイムを話すと二度聞きします。「え?11時間?え?」「え?半日走っていたの?」と。 ご説明させていただきますと、オンラインマラソンは街なかを走らなければならないので時間制限がありません。 大会が開催されていたら7時間制限だったので、絶対に完走出来ていなかったかと思われます。 オンラインマラソンさまさまです。 お仕事でありましたはが、何ヶ月も練習したし、フルマラソンに挑戦したい欲が消えなかった私は、2021年も挑戦させていただけることになりました。 フルマラソンの練習に豪華な応援が! 暑い夏は練習をお休みしましたが、秋から練習をスタート。お正月もひとりで過ごした私は、1月2日から
こんにちは、たんぽぽの川村エミコです。 みなさんには毎日聴いたり、ちょっと疲れた時に聴いたりする"元気が出る曲"はありますか? 今日は私の「元気ソング」をこっそり紹介させていただきます。 この曲がなければエミコの朝は始まりません! 1曲目はスマートフォンで目覚ましの音楽に設定している『Another Day of Sun』。 映画『ラ・ラ・ランド』のオープニングを、「ラッタッタラッタッタラッタ🎵 ラッタッタラッタッタラッタ~🎵」の小気味の良いリズムで飾る名曲でございます。 『ラ・ラ・ランド - オリジナル・サウンドトラック』 UICS-1322 ¥2,750 (税込) 販売元:ユニバーサルミュージック 私は仕事の日でも何にもないお休みの日でも毎朝同じ時刻に起きるようにしているので、通常7時に『Another Day of Sun』が鳴り始めます。 曲に合わせて、目をパチリと開けて、背伸びをグングンして、ベッドの上で「ズボラストレッチ」と私が勝手に呼んでいる伸ばしたいところを自由に気持ち良いだけ伸ばすストレッチをしまして、起き出します。 目覚まし音はすぐに止めるのが一般的だと思うのですが、エミコ流は止めません!! 流し続けます! そのまま、朝の洗顔へ。じっくりお肌を保湿をして、歯磨きを済ませたら水を飲み、大好きな甘酒豆乳をグイグイ流しこみます。 この間、『ラ・ラ・ランド』キャストの皆さんによる素敵な歌声がリピートされ続けています。 音楽の力で1日中、最高の気分です。 このように、ババババっと朝のあれやこれやは『Another Day of Sun』と共に始まります。 この爽快感はたまりません。 朝の気分というのはとっても大事だと思っております。スタートの気分が良いと1日ずっと気持ち良く過ごせます。 甘酒豆乳をグイグイ飲むところまで済ませたと
出会いは2年ほど前で、もともと珈琲が好きだった私は東京のお洒落なお店が立ち並ぶ清澄白河でカフェ巡りをしたり、 休日の度に代官山やら渋谷やら、表参道にもなりふり構わず繰り出したりして珈琲を楽しんでいました。 「あ、 深煎りが好きだわ」「フルーティーなのは物足りなくない?」「でも、時に飲みやすくサッパリといただけるじゃない!」「今日はラテでたっぷり自分を甘やかしたい気分だわ」と一人で楽しんでおりました。 そうやって「今日はどこに行こうかなぁ」とネット検索をしている時に出てきたのが漫画『珈琲いかかがでしょう』(コナリミサトさん著)でした。 「珈琲屋さんの話かな?」「『美味しんぼ』的に幻の珈琲の事とか描いてあるのかしら?」「 そしたら珈琲のこともっと知ることが出来るかな。これは、みんな大好き『ご縁』ってやつだわ」 そんな気持ちで漫画を手に取りました。正確にはネットでポチッとです。 『珈琲いかがでしょう』1~3巻表紙 ©Konari Misato/MAG Garden 「珈琲の漫画は珈琲屋さんで!」と思い、渋谷のフグレントウキョウさんに出掛けましたがあいにくの満席。そこで、大学生の時から20 年通っている、まったりと過ごせる老舗のお紅茶のお店で初めて珈琲を注文して、そおっと表紙を開きました。 みんなの心を救う移動珈琲屋さんの物語に号泣 1話目から心をガシッと鷲掴みされました。 『珈琲いかがでしょう』は移動珈琲屋さんの主人公・青山一さんがいろんな町でいろんな悩みを抱える人たちの心を美味しい美味しい珈琲で解かしていく、心温まるお話です。 青山さんのお店の名前は「たこ珈琲」です(『珈琲いかがでしょう』1巻より ©Konari Misato/MAG Garden) 毎話出てくるお客さんにはどこか自分の心を投影出来る部分があり、青山さんの珈琲を一緒に飲んでいる気持ちにもなります。